[練習のてびき] ウォールファールト ヴァイオリンのための60の練習曲 29番

ウォルファート 60の練習曲 29番 イ長調 においては、やさしいスラーのついたアルペジオを練習することができます。

wolfahrt 60 studies, ウォルファート

音程:ハーモニーをききながら

ヴァイオリン奏者は、ほとんどの場合において、ほかの楽器奏者、たとえば、ピアニストやチェロ、ヴィオラなどの弦楽器奏者たち と一緒に演奏することになります。

ピアノと違い、ヴァイオリンはメロディーを奏でるのに適した楽器であることから、ヴァイオリンひとつ(=無伴奏)のために書かれた作品はとても数少ないからです。

ですので、ヴァイオリン演奏においては、ハーモニーのなかにおいて の音程を考えます。

下のビデオのなかでは、ハーモニーを加えていますので、それを聞きながら、音程をとり、ハーモニーのなかでの響きを感じてみてください。

もちろん、G, D, A, Eの音程に関しては必ず開放弦と音程を合わせるようにしましょう。開放弦と音程が合えば、弦の振動が増し、楽器がよく鳴るのです。もちろん、ヴァイオリンの調弦が正しくできていないといけませんが。

スラーのついたアルペジオ

これは 初心のスラーのついたアルペジオです。スラーのついたアルペジオを演奏する際には、弓の毛を弦に密着させた状態で弓をスムーズに動かしながら移弦を繰り返します。

この練習曲では、2本から3本の弦をまたぎますが、上手になってくると、4本の弦をまたぎながらスラーのついたアルペジオを演奏するようになります。たとえば、みなさんがあこがれるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の1楽章、カデンツには、この奏法をもとにしたテクニックが用いられています。

ウォルファート 60の練習曲 や ほかのエチュードを使い、重要なヴァイオリン奏法・テクニックを学び、少しずつ洗練されたかたちを目指していくことで、メンデルスゾーンの協奏曲などを演奏する準備をしているのです。

モデラート

モデラート とは ほどよい、控えめなテンポで という感じでしょうか。私は 速く弾きすぎなくていいですよ。という風に捕らえられると考えます。ですから、あなたにとっての モデラート をみつけて、急ぎすぎず、音程に気をつけながら、よい音で演奏しましょう。

一緒に練習しましょう!

前出ですが、このビデオに、ウォルファート 29番を ハーモニーとともに、メトロノームとともに、そして、メロディーのみ、セクションごとにおさめています。タイムスタンプを利用して、必要な部分を利用してみてくださいね。

このYoutubeチャンネルには、篠崎ヴァイオリン教本、鈴木ヴァイオリン教本などの練習補助動画がたくさんあります。ぜひ高評価、subscribeをよろしくお願いいたします!動画を通してでも、みなさんとご一緒できることを楽しみにしております😊

Happy Practicing !

よろしければ、こちらもご覧ください:ウォールファールト 32番

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