はじめに
エヴァ ピラッツィ ゴールド 【ヴァイオリン弦】をセットで試したのですが、とくに 好き と感じることはなかったので、以前使用していたペーターインフェルドに再び戻ってきました。
過去にはいつも、E弦は別のブランドを使用していたので、今回、はじめてペーターインフェルドをセットで使い、E線も試してみました。
今回は、アメリカのアマゾンでセット(箱入り)を購入しました。入っていたE線は P101PT CHROME STEEL, PLATINUMN PLATED / クロームスチール、プラチナメッキです。
ペーターインフェルド E線 の種類
トマスティック社のペーターインフェルドのE線には、入手のしやすさは別としても、以下の3種類があります:
- P101AU ステンレススチールコア、ゴールドメッキ
- P101PT ステンレススチールコア、プラチナメッキ
- P101SN カーボンスチールコア、錫メッキ
すべて 張力が 8.5kg/18.3lb で ボールエンド です。
セット購入の場合には、P101PT もしくは P101SN のどちらかで、D弦は2種類のうち、アルミ巻き のものになります。
ペーターインフェルド E線 結果はノー
残念ながら、この弦は嫌い。(笑)使えません。
その理由はふたつ:1. 音色 2. 音の裏返り です。
理由1:音色
音色は残念ながら、全く良いと思いませんでした。同じブランドなのに、あくまでも私のヴァイオリンで試した際にはなのですが、A,D,G弦の音色とは まったくつながりのない音色が飛び出す ような印象を受け、なんだかはじめはびっくりしましたし、全く好きになれませんでした。普段は、一度弦を張ると、前回のエヴァピラッツイゴールドのように、とりあえずはある程度消耗するまで、使い続けるのですが、どうしてもイヤで取り替えました。
理由2:音の裏返り
もうひとつの問題が、音の裏返りでした。弓の毛との相性もあるのかもしれませんが、音が裏返ることがかなり頻繁にあり、そのたびに自分の弾き方を見直したり、裏返らないようにするために弓をどのように使うのがよいのかと作戦を企てるのにくたびれました。弓の毛がうまく弦を捕らえられないような感覚もありました。過去には、ある程度のことでしたら、自分の弓をコントロールして問題回避もしてきたのですが、この弦では頻繁に裏返りが起こりすぎたので、あきらめました。音楽を考える時間を、そんな問題に付き合う時間としてもっていかれてしまうのはとても残念ですから。私、そんなに暇じゃない。(笑)1週間でさようなら。
再び カプラン ソリューション E線 へ
結局、今、また戻ってきたのが、non-whistle (裏返らない)ダダリオ カプラン ソリューション E線 です。よろしければこちらの記事をどうぞ。
ちょっと音が輝かしい感があるのですが、使っているうちに落ち着いているのか、自分の耳が慣れてくるのか、どちらにしても、裏返りの問題は一切ないので、そういう意味ではとても安心です。
音の裏返りでお悩みの方はぜひ一度お使いになってみる価値はあると思います!
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One thought on “ペーターインフェルド E線”