大人になってからのヴァイオリン ー 諦めない心が、未来を変える

「もう大人だから無理」なんて、誰にも決めつけられない

ヴァイオリンを始めたいあなたへ──30代・40代・50代からのヴァイオリンレッスンで、人生にもう一度ときめきを。


「私なんて、もうこの歳だし…」と、諦めかけていませんか?

「ヴァイオリンって、子どもの頃からやってないと無理でしょう?」
「指も硬くなってるし、もう上達なんて…」

特に30代・40代・50代の女性から、よくこんなご相談をいただきます。

そう感じてらっしゃる方、本当に多いのです。

でも

私は、ヴァイオリン講師として、そして演奏家として、過去の経験から、心から思うのです。

<以下に続きます。ぜひ読んでみてください>


年齢や過去で、人の可能性にふたをしてしまうのはとても残念

確かにヴァイオリンは、幼少期(早くて2歳)から始められる楽器です。
でも「学ぶこと」は、子どもだけの特権ではありません。

大人だからこそ感じられる音楽の深み、
人生経験があるからこそ表現できる響きがあるのです。


「できない理由」を握りしめていませんか?

レッスンにいらっしゃる方の多くが、自分の中にこんな気持ちを抱えています。

  • 音を出すのが怖い
  • 若い人には敵わない
  • 指の力が足りない

でも、本当にそうでしょうか?

「できない」と決めつけているのは、実はご自身かもしれません。
あるいは、過去に言われた何気ない一言に、今も縛られている可能性も。


Story 1:「大人だから伸びない」なんて、言わせない

私の心に深く残っている出来事があります。

ある中学生の女の子との出会いです。
彼女はバングラデシュ出身で、日本に来てから、中学生でヴァイオリンを始めました。
でも、2年半経っても思うように音が出ず、悩んでいました。

その理由を聞いて驚きました。

前の先生が「中学生になってから始めても、もう伸びない」と諦めていたというのです。

彼女には、音楽を学びたいというまっすぐな気持ちがありました。
それに向き合わず、「年齢」で限界を決められてしまった。

それもまだ中学生なのに。

私はその話を聞いたとき、胸が痛くてたまりませんでした。

でも、私との数回のレッスンで彼女は変わっていきました。

左指は以前よりも正しくおけるようになり、音も大きく変わりました。

そして「今、レッスンが楽しい!」と笑顔を見せてくれたその瞬間、私は確信しました。

人の可能性は、誰にも奪えない。


Story 2: 「指の力が弱いから無理」なんて、誰が決めたの?

私の生徒の中に、インド出身のティーンの女の子がいます。私のところに通い始めて、もうすぐ8ヶ月。ヴァイオリンも、楽譜を読むことも まったくのゼロからのスタートでした。

インド系の生徒さんには、指が長く、でも、指の筋肉がとても弱いタイプの方が比較的多く見られます。これは、アメリカで指導していた頃にもよく経験していました。

最初、彼女の指はまるで「生まれたての小鹿の脚」のようにぷるぷるしてしまい、指板の上に安定して指を置くことすら難しい状態でした。けれども私は、「無理」とは決して思わず、ゆっくりと時間をかけて、彼女に無理のない範囲で、少しずつ指がおけるように導きました。

その生徒に合った手の形を探し、できるだけ楽しく、身体の動きに合ったアプローチで導いていく。

それを根気強く続けた結果、最近ではしっかりと指を立てて押さえることができるようになり、きれいな音も出るようになってきました。

こうした変化を見るたびに、私は本当に嬉しくなります。
「不可能」に見えたことも、「可能」に変わる瞬間があるのです。


Story 3: 「弾いてみたい」という気持ちが、想像を超える道をひらく

現在、私のもとで学んでいる17歳の女の子は、Hypermobility(関節過可動症)と側湾症を抱えています。ヴァイオリンを演奏するにはとてもハードルの高い身体条件です。

Hypermonility については

よろしければちらの記事もどうぞ:

ヴァイオリン奏者の手の問題(過度可動性)

それでも彼女は、手術を選ばず、ドクターのすすめで、ピラティスで体幹を鍛えることを続けながら、ヴァイオリンに真摯に向き合っています。

もともと師事していた先生が引っ越してしまうことをきっかけに、私と一緒に学び始めて、もうすぐ3年になります。

私はこころのどこかで、彼女はコンクールなどにはあまり興味がなさそう。学校の勉強も忙しいし。と考えていましたが、昨年、2ヶ月前になって突然「先生!私、コンクールにでてみたいです!」と。

2ヶ月前だと準備が間に合わないかもしれない。そうは思ったのですが、でるだけだったら、なんとか間に合わせてみましょうか? でも、もっと早く言ってね。 と、とにかくがんばって ヴィターリのシャコンヌ に挑戦しました。コンクールでは時間制限があったので、全曲弾かずに済んだことも幸いし、なんとか参加することができました。

そして今は、彼女の希望でヴィニアフスキのヴァイオリン協奏曲 ニ短調 第1楽章を勉強中。今年の夏、再びとても小さなコンクールに出場する予定です。

この曲は非常にヴィルトゥオーゾ的で、最初は「どこまで弾けるのか…」と不安もありまし、彼女の手や身体に負担がかかることを心配しました。でも、「弾いてみたい」という彼女の気持ちを大切にしたいと思い、取り組み始めたのです。私自身も、曲への憧れ に強く背を押されて、たくさんの曲を勉強したのですから。

結果、彼女は私の期待を大きく超える形で応えてくれています。


Story 4: 忙しい毎日の中でも、少しずつ──40代から始めたヴァイオリン

ある40代の女性の生徒さんは、私と一緒にゼロからヴァイオリンを始めて約1年になります。
お仕事もされていて、お母様でもある方ですが、月2回・1時間のレッスンを続けながら、限られた時間の中で練習に励んでいらっしゃいます。

現在は篠崎バイオリン教本1巻の90番台

基礎を大切にしながら、着実に前進してほしい という私の方針から、毎回のレッスンで、一緒に基礎練習にもきちんと時間を費やしての ゆるやかな、でも着実な歩みです。

もっと速く進むことはできる方ですが、基礎の大切さ は 大人でも子供でも同じです。

速く進むことで、のちのち問題がでることを極力避けるのが私の指導法です。

ヴァイオリンは「難しい」とおっしゃることもありますが、それでも毎回レッスンでは笑顔を忘れず、あせらずに、ひとつひとつのステップを楽しむこと というアドバイスを大切にしてくださっています。

もともとピアノのご経験があるので譜読みには慣れてらっしゃるのは強みです。私は 論理的に教える ため、質問もたくさんしてくださいます。私の音楽体験をお話しする機会も多く、毎回どこかで笑い声があがる、楽しい時間になっています。


30代・40代・50代からでも遅くない

今が、あなたのスタートライン

「弾いてみたい」「あの曲を奏でたい」——
その気持ちが、すでに立派な第一歩です。

年齢や、手の大きさ、指の強さなんて、心配しないでください。
私のレッスンでは、その方の体と心に合ったスタイルをみつける方針のもと、丁寧に指導します。

こんな方におすすめです:

  • アマチュアオーケストラに参加しているけれど、伸び悩んでいる方
  • 学生時代に憧れた音楽に、もう一度挑戦したい方
  • 子育てが一段落して、自分のための時間を持ちたい方

どんな理由でも大丈夫。
あなたの「やってみたい」に、私は本気で向き合います。


【オンラインレッスン・対面レッスン受付中】

あなたの一歩を、応援します

現在、東京・東陽町での対面レッスンのほか、
全国から受講できるオンラインレッスンもご用意しています。

自宅で気軽に始められるので、忙しい方や遠方の方にもおすすめです。


ヴァイオリンを通して、あなたの人生にもう一度、ときめきを。
「できない」を「できた!」に変えるその瞬間をご一緒できるのを、心より楽しみにしています。

カヨコ先生:dearviolilnstudents★protonmail.com

(★を@に変えてください)

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