[篠崎バイオリン教本2巻] 77番:ハ短調音階、78番:舞曲

篠崎バイオリン教本2巻77番、78番は ハ短調・c minor のセクションです。

ハ短調の曲として私がすぐに思い出すのは、ベートーベンのヴァイオリン・ソナタ7番です。冒頭のどこか険しく、劇的な感じは、とても印象深いです。私は3番の除いてではありますが、1番から10番までを私のデュオパートナー(ピアニスト)と時間をかけて勉強し、舞台で演奏することができました。現在の世界的状況に陥り、残念ながら3番が手付かずになっていますが、ここまでこられただけでも、私たちのなかの小さな誇りとなっています。

バッハのヴァイオリンとハープシコードのためのソナタ4番もハ短調です。冒頭のシシリエンヌのリズムをつかったラルゴがとてもすてきです。

グリーグのヴァイオリンソナタもハ短調ですね。私はこの曲をとても若い頃に触れて、その当時はとても好きでした。正直、今はあまり弾きたいと思わないのです。ね。不思議ですよね。年齢を重ねるにつれ、やはり好みや趣味が変わってくるのです。これも長く続けないと味わえない感覚です。

みなさんも”今”の感覚や思いを大切に少しずつ前に進んでくださいね。

77番:ハ短調音階

篠崎先生がリズムのバリエーション、ボウイングのバリエーションを書いてくださっているので、ぜひそちらも練習しましょう。動画のなかではまずゆっくり(四分音符=50)そして、その次に、78番と同じテンポ、つまり、速く(四分音符=100)弾いています。ご自身にあったテンポを選ぶか、余裕があれば、両方参考にしてみてください。

78番:ホーマン「舞曲」

ホーマン ヴァイオリン教本(Hohmann’s Practical Method for the Violin)2巻の一番最後におさめられている曲です。私の手元の G.Schirmer版 では、舞曲ではなく、The Comedians というタイトルになっています。また、スタカートがつく音、繰り返し記号のつけ方が少し違っています。

Allegro risoluto とは アレグロ(元気よく)+ リゾルート(きっぱりと、断固として、決然と)。これらのキーワードから、歌うように演奏するというよりは、はっきりと”speak”する(話す)ような感じで、きっぱりとした印象がだせるといいですね。

音源のご紹介:一緒に練習しましょう!

このYoutubeチャンネルには、篠崎ヴァイオリン教本、鈴木ヴァイオリン教本などの練習補助動画がたくさんあります。ぜひ高評価、subscribeをよろしくお願いいたします!動画を通してでも、みなさんとご一緒できることを楽しみにしております😊

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バッハ / グノー 「アベ マリア 」【篠崎バイオリン教本2巻】

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