「先生、オーディションでこれを弾かなければならないのだけれど、183 のところ、ここだけほかのところと音が違うし、これを弾こうと思ったら、すごく難しいです!!」
「ストラヴィンスキー「春の祭典」の最後のセクションね。もし、そのような疑問がでてきたら、スコアをみてみるのが一番です。一緒にみてみましょう。
私の手元のスコアではファーストヴァイオリンのここの部分はD(レ)になっていますね。もしかした別の版もあるのかもしれませんが、誤植・ミスプリントと考えてもよいのではないかしら。オーディションで演奏するときに、Dで演奏して、もし、何かご指摘いただいたら、”スコアをみて判断しました” とお伝えしてもいいと思いますよ。もちろん、聞いてくださる先生方はもうすでにご存知なことでしょうが。(笑)」***日本ではこういうことはないかもしれませんね***
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ヴァイオリンにおけるオーケストラとソロ:弾き方や音の違いは?
追記:いただいたコメントにあるように、もしかしたら、Fの音の版もあるのかもしれませんね。
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ストラヴインスキーの春の祭典の楽譜は、彼は人生の最後まで手を入れ続けていました。したがって、楽譜にはものすごくたくさんのヴァージョンがあるようです。どこかで、彼はレナード・バーンスタインに『この曲がひらめいたとき、どうやって楽譜に書いたらよいかわからなかった』と言っていたいのを思い出しました。
転輪一道さま、
コメントありがとうございます!
「春の祭典」の背景、知りませんでした。ほかのエディションがあるかも、と感じられただけでもよかったかしら。(笑)
衝撃的な作品で、ストラヴィンスキーも「どうやって書いたら」という感じだったのですね。
でも、それを、楽譜にされたのですから、やはりすごすぎます!