楽器の乾燥を防ぐためのダンピット。必要なときにはぜひ使用したいものですが、今回、生まれてはじめて「しでかして」しまったので、そのときのことを書いておきます。
2021年4月に日本に行った際に、私はダンピットを楽器のなかに入れて移動をしました。アメリカの現在住んでいるエリアはとても乾燥していますし、飛行機のなかもそうです。ただ、私のダンピットはもうとても古くなっていて、(たぶん、7年くらい使用していたと思います)、緑色の部分にも少し割れが確認できるほどでした。でもそのときには、あまり気にせずに使用していました。
が!!!
日本到着翌日、ダンピットを楽器から引き抜こうとしたら、切れてしまい、ダンピットの 1/7 が手元に、6/7 が楽器のなかに残ってしまいました。
ピンセットのようなものを使い、なんとか出せないかと思ったのですが、まったくうまく行かず、Fホールを少し傷つけてしまいました。これ以上、楽器に傷がつくのはイヤ!
楽器のなかでzzzzとノイズを出したり、からから転がったりして、本当にイヤでした。
結局、アメリカに戻ってから、ヴァイオリン工房に行き、とっていただきました。
工房でも、ちょっとしていただいただけではうまくいかず、ちょっと時間がいるかも、ということで、楽器を預けて帰ることにしました。あ~しばらく私の楽器と離れるのだわ。。。と思いながら、肩を落として駐車場に向かっていると、「とれたよ~!!」と楽器をもって、駐車場まで来てくださいました。なんとうれしかったことか!!!!私はつい大きな声で叫んでしまいました。(笑)そのうえ、無料でしてくださいました。ありがとうございます!
みなさんも私のような体験をせずに済むように、どうぞ、古くなったダンピットは使用せず、新しく購入しましょう。上の写真は、私が最近購入したダンピットです。今日から早速使いはじめます。
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2 thoughts on “ダンピット 使用時の注意”