Q. バイオリン と ヴァイオリン どちらの表記が正しいの?
私の答え:
どちらも正しいけれど、
もともとの外国語発音を意識すれば
「ヴァイオリン」 となります。
もう少し詳しく、以下でみていきましょう。
ヴァイオリンはもともと西洋の楽器です。
ヴァイオリン発祥の地、イタリアの言葉(イタリア語)では、
ヴァイオリンのことを violino といい
フランス語では violon
スペイン語では violín といいます。
その他いくつもの言語でもそうですが、v の音ではじまります。
いわゆる、上の歯を下唇につけた状態で発音する子音ですね。
けれども、日本語には v に相当する音がありません。
ですので、”vi” という音に一番近い バ に置き換えての表記が バイオリン となるわけですね。
(日本語の バ という音は、西洋言語の表記にすると ba になります。)
また、ヴァ と書く場合には、
日本語の音のなかでも、v という音をより意識しての日本語表記になる気がします。
私は英語を話すので、v の音を発音することができ、
violin ということばの v の音にとても慣れています。
言葉の最初は v であって、b ではない という意識があるので、
日本語での表記は常に ヴァイオリン としています。
バイオリン も ヴァイオリン も、どちらも正しい表記ですし、
意味はきちんと通じます。
みなさんだったら、どちらを選ぶでしょうか。
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