室内楽 というのは 数名の奏者たちで演奏する小さめのアンサンブル形態のこと。
だいたい、2人から10人くらいの人たちまでの感じかしらね。
オーケストラでは、ひとつのパートをたくさんの演奏者たちが受け持つけれど
室内楽では、ひとり、ひとパート。
ひとりひとりの重要性がより増すわね。
先生は、この演奏形態 室内楽 が一番好き。
室内楽の形態もいろいろ。
みんなが今やっている ストリング・カルテット というのは
ヴァイオリン2つ、ヴィオラ、チェロ の 4人ね。
3人の場合は トリオ。
トリオで先生が一番馴染みがあるのは、
ピアノ・トリオ(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ)。
5人の場合は、クインテット。
クインテットといわれて思い出すのは、先生の場合は、
ストリング・カルテット に もうひとり チェロ が加わった形態。
たとえば、シューベルトが書いている チェロ・クインテット。
そして、ストリング・カルテットに、もう一人 ヴィオラ が加わった形態。
たとえば、モーツアルトが書いている ストリング・クインテット。
など、組み合わせにも、バラエティーがあるわね。
6人の場合は、ゼクステット。
ブラームスのすばらしいストリング・ゼクステットがあるわ。
7人の場合は、セプテット。
先生がすぐに思い浮かぶのは、ベートーベンのセプテット。
8人の場合は、オクテット。
たとえばメンデルスゾーンとか。
などなど。たくさんのすばらしい作品があるわ。
そして、組み合わせも弦楽器だけでなく、管楽器を含めるものもあるわ。
先生が一番馴染みがあるのは、2人のデュオ。
ヴァイオリンとピアノの組み合わせ。
先生は、仲間に恵まれて、学校を卒業してからも、
1年に1度は同じピアニストと演奏を続けているの。
もう10年。一緒に弾いていることになるわ。
みんなも今、学校はいろいろなアクティヴィティで忙しいと思うけれど
大人になると、より忙しくなって、
とくに同じメンバーで演奏を続けるのは難しくなるわ。
いろいろな人と演奏するのもすばらしいことだけれど
同じメンバーを保つのは、また別のすばらしさがあるわね。
みんなもせっかくであったのだから、続けられるといいわね。
ストリング・カルテットは本当に奥深いものだから。
はじめてさんは、まず、いろいろな音を聴きながら、一緒に演奏することから!
本番で楽しめるように、がんばりましょうね。
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One thought on “室内楽ってなぁに?”