Suzuki Book 5:
Weber – Country Dance
ウェーバー カントリー・ダンス
前回のレッスンの課題は
メトロノームを使って、きちんと拍を理解すること だったわね。
冒頭は イントロダクション(導入)で、
みなさん!これから曲がはじまりますよ!という雰囲気のファンファーレのよう。
だから、シークエンスごとに 少し前にいったり(少し速くなる)、
音量を上げていくようにして、4小節目の Aの音に向かっていくといいわね。
でも、そのように、そのセクションのキャラクターを表現する前に
まずは、正確に楽譜を読むようにするとどのようになるのか
メトロノームを使って弾いてみて。
A=441, Quater note=100
♪ ♪ ♪ ♪
あれ? それは正しくないわ。
もう一度弾いてみて。
残念ながらそれでは最初に弾いたときと同じよ。
何が間違っていると思う?
もしよくわからなければ、楽譜にビート(拍)のラインを書き込んでみましょう。
最初の3つの8分音符のところ(ピックアップ)はとりあえず後回しにして、
まず1小節目から数えてみましょう。やってみて。
そうね。さっき弾いてくれたときに、そう弾いていたわ。
でも、それは間違っているの。
そうしたら、まずこの曲の拍子はなに?
4分の3拍子。
そうね。ということは1小節につき、何拍?
3拍。
そう。ということは 1小節に何本のラインを書く?
3本。
ならば、うえに書いてくれた拍子のラインは1本ずつ足りないわね。
もう一度挑戦してみて。
わかりにくかったら、1と2と3と(1+2+3+) と 8分音符を数える感じで
そのまま楽譜のしたに書いてみる?
そう。
拍のラインは数字のところにくるから...
わかった!
そう!よくできたわ!
さっきの間違いは何かわかった?
ぼくは、三連符 かと思ったけれど、本当は 8分音符 だったんだ!
その通り!!
8分音符がみっつ並んでいて、ステムもつながれているものね。(Suzukiの本では)
きちんと数えないと間違えちゃうわ。
罠にかかっちゃったわね。(笑)
そうしたら、少しむずかしいところをやってみましょう。
一番最初、冒頭部分は8分音が3つしかないわ。
どういうことかしら??
これはちょっとむずかしいかな?
実はね、最初にはお休みが隠されていると思ってみて。
こういうことなの:
ではラインを入れるとどうなる?
そう。その通り!
では弾いてみるとこういうことね:
楽譜を読むって、パズルみたいで楽しいでしょう?
これからももっと複雑になってくるから楽しみにね。
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2 thoughts on “ウェーバー「カントリー・ダンス」それは三連符?[鈴木ヴァイオリン教本5巻」”