そして、もう一箇所、不安定なところが...
最後のところ。
そうね。
42小節目から最後まで:
弓を動かしながら、それも重音を長く保ちながら、左手のピチカートをするのは はじめてね。
このように、同時にいろいろなことをしなければならない場合には
焦らずに、まず ひとつずつ確認、練習していくのが一番ね。
①まず、左手のピチカート。
まずはそれだけ、単独でしてみましょう。
あ、先生は小指を使うんですね。小指じゃないとダメですか?
僕は3の指がいいなぁ。
もし、そう思うのであれば、小指でピチカート、3指でピチカート、今は両方やってみて。
②そうしたら、今度は、重音のみ弾いてみましょう。
長く保つので、両方の音をきちんと保ち続けますよ。
③次に、音の長さや拍は気にせずに、左手のピチカートをくわえてみましょう。
3指でも、4指でもいいので、どちらが弾きやすいか比べてみて。
あ、やっぱり4指の方がいいです。
そうね。この場合、1指でFナチュラルをとるために、1指を下げているので、4指のほうがピチカートをしやすいのだと思うわ。
そして、あなたの場合には、左手のピチカートをする際に、左肩を上げないようにね。
④では、書かれてある通りに弾いてみて。
もし、もう一段階踏みたければ、まず43-44小節を弾けるようにしてから
42小節目の2分音符を加えるようにするといいわね。
それができたら42小節目の最初から弾くといいわ。
ほら、もうできるようになった!
そうしたら、来週までに、もう少しテンポを上げて、全体をきちんと弾けるようにしてきてね。そうしたら、次の段階、ダイナミクス(強弱)を加えることにはいりますよ。
こちらで使っている版は (Svecenski/G.Schirmer) です。
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カイザー25番 / Kayser No.25 Allegro (Svecenski/G.Schirmer) 15小節目 / m.15
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One thought on “カイザー 25番: 42小節目からの重音と左手のピチカート”