「先生、ヴァイオリンでの初見は どうやったら上手になるの?」
あなたは小学生だけれど、オーケストラのオーディションでは初見演奏もあるのね。
初見が上手になるには、時間が必要だと思うの。
これは先生の個人的な感覚なんだけれど:
1.まず、今 自分が勉強している曲に関して、きちんと楽譜に向き合い、きちんと読むこと。これは時間がかかってもいいし、先生もいつも一緒だから、間違っているところ、あいまいなところはなくすこと。基本的な読譜力を向上させること。
本で言う、熟読 という感じかしら。
2.初見のための本があるので、そのような本を使って、1日1つ(2段、3段くらいのもの)でいいので、なるべく毎日、初見演奏をすること。
初見のレベルは、自分が今、勉強している曲よりも、やさしいものでいいので、
目の前の楽譜への理解を、身体をつかって、すぐにヴァイオリンで現せるかどうか、をゲーム感覚で試すように、楽しみをもってたくさんするのがいいと思うわ。
自分が弾いたものが正しくできたかどうかも確認できるとよりいいわね。
最初のうちは、ピッチとリズムに集中するけれど、
だんだん、ダイナミクスやフレーズ、そして、その方向性なども感じられるように
その曲がどのような感じの曲なのかも感じとれ、表現できるようになるのよ。
先生自身も、それほど初見は得意ではないけれど、やはりある程度、できるようになってとてもよかったとおもっているの。
初見能力が高まると、自分が勉強する曲も速く読めるようになるということだから、その分、たくさんの曲を勉強できることにもつながるわね。
世界がどんどん広がるから、楽しんでやっていきましょう!
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