「先生、この間、学校に音楽を演奏しにきた人たちがいたんだ。
ヴァイオリン奏者は、弾いている間に、なんだかこんな風に左手を動かしていたけど、それは何??
先生もやるの? なんでそんなことするの?」 (8歳のはじめてさん)
演奏を聴きながら、よく観察していたのね! すばらしいわ!
あなたが言っているのは このことかしら?
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ (ビブラートをつかって、音をだす)
「うん!」
これはね、ビブラートっていうの。
もちろん先生も使うわ。
とても大切な、そして、奥の深い難しいテクニックよ。
ビブラートを使わないと とてもシンプルな音ね。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
だけれど、ビブラートを使うと、どんな感じがする?
先生の言葉でいうと、表情が豊かになる 感じ。
音に表情、表現を加えるために、ビブラートをつけるの。
まずはビブラートを1種類できるようにするところからはじまるけれど
どの音に、どのくらい、どのようなビブラートをつけるのか
作品が書かれた時代や、作曲家、また、音楽がどのように流れからみてどの音がより大切な音なのか、などにより、ビブラートの幅やスピードをコントロールして、ヴァイオリン奏者としてのあなたの表現を、書かれてある音にのせるの。
人間の身体や声がだれひとつとして同じでないように
ビブラートも十人十色。個性となるのよ。
あなたはまだヴァイオリンをはじめて3ヶ月。
すぐにははじめられないけれど、ひとつ大きな目標ができたわね!
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One thought on “ヴァイオリン奏者はなぜビブラートを使うの? ”