2019年11月20日頃に発症した左手首の腱鞘炎、ドケルバン症候群 といわれましたが、7ヶ月後の現在も、残念ながらまだ完治しておりません。。。
ちなみに前回の記事はこちら:ヴァイオリン奏者の腱鞘炎 治癒過程 その3
現在の症状
ヴァイオリンの演奏の際には、高いポジションに手を移動したときに、ぴきっ!! と痛むことがありますが、角度を少し変えることでその痛みから免れるような感覚が得られるようになっています。ただ、その角度が、どのくらいで、どうすればよいのか、と具体的にわかっているわけではなく、そのような感覚がある という程度のものです。
左手首は以前よりはよくなっているのを感じていますが、もう何年も前から抱えている、両肘のテニス肘が最近悪くなってきています。。。
先月くらいから、手を伸ばした状態でマグカップを持ち上げる際に肘が痛んだり、ヴァイオリンを弾いたり、教えたりしたあとに、痛むようになりました。先月はかなりの痛みを覚えるようになったので、2日前から、きちんとアイシングをするようになりました。
アイシングをすると痛みは軽減されます。が、もう何年も、したりしなかったりですが、両肘にアイスパックを巻いているのが、面倒だし、もういやになってしまって、、もうやりたくない~~~~~~!!!!というこころの叫びにしたがってしまっていたのですが、痛みがひどくなってきているので、また使うようになりました。
私は左小指に関しては軽い ばね指 の問題もあり、痛むことが多くなりました。どうも小指の付け根の関節が、double jointed で普通よりも可動域が大きく、その分、弱く、負担がかかりやすいのかもしれない、という見解に最近出会いました。
(私は親指の付け根も double jointedなようです。なので、より腱鞘炎になりやすいのかもしれません。)
女性の場合は、女性ホルモンの変動により、腱や関節を柔軟に保つエストロゲンが減少することで、腱や腱鞘が痛むこともでてくるようです。また、女性は筋力も男性よりも弱いという点でも、腱や腱鞘の問題がでやすいようです。
以下、インターネット検索より、参考にさせていただいている石神先生による予防法とリンクです。ありがとうございます。
ドケルバン病の予防法
①“手首を返す動作“を避ける
「お鍋のふたのつまみ側を下にして置く動作」「本をめくる動作」など、ついつい手首を裏返してしまいがちな動作が多くありますが、できるだけ裏返さないように気を付けましょう。
②親指・手首の負担を軽減する
親指の付け根部分を反対の手のひらで軽くマッサージしてみましょう(1回あたり30秒前後、1日3回を目安とする)。
また、スマートフォンの片手操作も親指・手首に負担大です。両手で操作するようにしましょう。
③日ごろから大豆製品(豆腐・納豆・煮豆・みそ等)をバランスよく摂取する
大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は、ドケルバン病の発症を予防する「エストロゲン」と似た作用を持ち、「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。
更年期前後には、積極的に大豆製品を摂取したいですね。
テニス肘の予防法
①肩や腕のストレッチ
ストレッチはテニス肘の予防だけでなく、痛みの緩和にも効果があります。
「肘をピンと伸ばした状態で手首を曲げ、30秒間静止した後リラックス」というストレッチを数回繰り返すと良いでしょう。腕全体や手首をゆっくり回すだけでも効果があります。②筋力トレーニング
症状が長引き、慢性化したテニス肘は、筋力を強化するためのトレーニングが有効です。
軽めのダンベル(重さ1㎏程度)やチューブを使い、手首の関節の曲げ伸ばし運動を行います。ただし、痛みや熱感などのある時は、症状が悪化する恐れがあるため、行うのは止めましょう。③サポーターまたはテーピング(肘、手首)
肘や手首にかかる衝撃を吸収することができるサポーター(テーピング)は、日常生活で発症したテニス肘にも効果がありますが、特にテニスなどのスポーツが原因で発症したテニス肘には有効です。幅が広いタイプと狭いタイプがありどちらも市販されているので、使いやすいものを試してみると良いでしょう。
④アイシング(冷却)または患部の温め
痛みが出始めた急性期は、熱を持っている状態なので、氷などで患部を冷やすと痛みが和らぎます。ただし、痛みが数ヶ月に及び、慢性化してしまった場合にはアイシングは逆効果。温めることで痛みが軽くなるので、お風呂で温めるのもおススメです。
ばね指の予防法(snapping finger)
アイシング(冷却)または温め
手指を使いすぎて鈍い痛みが出た時や、炎症が起きて熱感があるような場合は、アイシングが特に効果的です。患部を冷やすことで腱の炎症を抑えることができます。
反対に、血流の悪さから手指がこわばる時や痛みが長く続いているような場合には、手を温めるようにしましょう。
洗面器などにお湯を溜め、しばらく手指を温めると血流が改善し、つらい痛みを和らげることが可能です。ストレッチ
痛みがあると、だんだん指を動かさなくなるほか、安静にするため長い間固定していると、ますます血流が悪くなり、関節自体も固くなるため、適度な運動で柔軟性を保つことも大切です。
時折、「腕を上にあげてブラブラ振る」「手でグーパーを繰り返す」などの動きを行うだけでも効果がありますが、この後、ご紹介する簡単なストレッチを行うと、腱の緊張や腱鞘との摩擦を和らげ、発症を予防する効果が期待できます。
<おすすめストレッチ①>
手首を軽く反らせた状態で、ブロック状のものを指の腹と母指球(親指の付け根)で挟み、指の付け根(屈筋腱)を縮めるように力を入れて押し合う。<おすすめストレッチ②>
軽く手首を反らせた状態で、指を伸ばし、反対側の手でさらに反らす。※ストレッチは適度な負荷で無理せず行いましょう。万一、ストレッチを行い、痛みが強くなるような場合にはすぐに中止して、医師に相談をしてください。
こまめなケアと早期受診でばね指の進行を予防
私達の日常生活の中で、手をまったく使わないという日はまずありません。
普段は意識することなく使っていますが、一旦、炎症が起こり、痛みなどの症状が出るようになると、「掴む」「握る」「物を持ち上げる」といった基本的な動作さえも難しくなり、仕事や家事に大きな支障をきたすようになります。手指の安静を保つのはなかなか難しいですが、まずは手の使い過ぎを避け、こまめにストレッチなどのケアを行うことで、ばね指の進行を防ぐことが大切です。
それでも症状が改善しない時や、悪化するような場合には、早めに整形外科を受診するようにしましょう。
アイシング、ストレッチ、筋力トレーニング、そして、私の場合は、大豆製品の摂取など、できることをして、痛みと上手に付き合っていかないといけません。
よろしければ、こちらの記事もどうぞ:
ヴァイオリンと腱鞘炎 – Dear Students 私の大切な生徒たちへ
にほんブログ村
私も無理な力を入れて左の重音を押さえていたら、特定の角度で痛みが走るようになってしまいました。弾いているときにそれがどの角度か不確かだと、思い切ってポジション移動できず、音を外したりするようになりました。段々良くなってきましたが、無理なことはしちゃいけないですね。
>まだまだ身体のつかいかたに改良の余地があるということ、を胸に、
秘めているだけでは進みません、身体の動きは無限大に広がりがあると思えば理想の動きがいつか見つかるかもしれません。探しましょうよ!
クレモナ親父さん、
こんにちは。コメント、ありがとうございます!
ヴァイオリンは身体の使い方も工夫しないと無理がかかる場合があるので気をつけないといけませんよね。
お互いに、問題を克服できるようになるといいですね。
古武術稽古さん、
コメント、ありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。まだまだ改良の余地がある!正直、もう長年肘の問題からは開放されないので、もういいや。。。と諦めかけていましたが、せっかくお言葉をいただいたので、身体の使い方に関して、少しずつでも工夫を重ねる姿勢を忘れないようにしなければ、とこころをあらたにしました。ありがとうございます!