不平や不満をこぼす前に 光をみいだそう というタイトルだったのですが
。。。こぼしたら。。。 という風に変えました。
人間ですもの。同じ不平や不満を抱える人とそのような気持ちを共有しあうことも大切。
でも、そのあとには ぜひ光をみいだしたい。そんな気持ちです。(7/11/2020)
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音楽の道はとても険しく、厳しい。
けれども、音楽は寛大で、どんな人間をも受け入れてくれます。
私たち自身があきらめなければ。
私自身、精神的に、そして、身体的に、もう辞めようと、本当に辞めようと思ったことがあります。
音楽の道を志したのがあまりにも遅かったから とか
身体的に向いていないから とか
精神が壊れてしまったから とか
いろいろな理由がありましたし、あります。
(今は、指に痛みがでるようになったり、腱鞘炎の波が行ったり来たり。2021年11月1日)
けれども、なぜかいつも、私の先生や周りに助けられて、導かれて、今もなんとか楽器に触れています。
かなり長い間、オーケストラのお仕事で忙しく、初心者のレッスンをしていなかったので、再びはじめる際には、その責任の大きさに足がすくんでいた時期もありましたが、踏み込んでみると、きちんと教えることができて、そして、生徒たちはきちんと育ち、笑顔をみせながら、よろこんでくれている その様子に励まされて、また、生徒たちと一緒に再び触れる作品たちーーーそれは、篠崎ヴァイオリン教本や、鈴木ヴァイオリン教本からはじまり、モーツアルトや、バッハやベートーベンというより深くすばらしい作品の数々ーーーのすばらしさ、そして、私の場合は、私の先生と今でも言葉を交わすことで、とてもとても励まされ、音楽学校にも、私の周囲にも、私はヴァイオリンを弾いたり、教えたりする人間 として接していただいて、音楽やヴァイオリンに真摯に、誠実に向き合うことができています。
不十分かもしれないけれど、私の精一杯。
そして、数日前には、2本の指でチャイコフスキーを弾くヴァイオリニストの動画に出会いました。
彼は focul dystonia (局所性ジスとニア)により、薬指と小指の機能を失ったとおっしゃっています。けれども、そこで、ヴァイオリンをやめずに、チャイコフスキーの協奏曲を残されている2本の指で学びなおしたのです。
私自身、身体的な問題で痛みやストレスが多い日々ですが、彼の果敢な挑戦には本当に頭が下がります。私の場合は、もともとが 彼と比較にならないところにいるとは思いますが、それでも、こうやって果敢にチャレンジをし続ける方がとてもまぶしく映ります。
無理はできませんが、私も希望を失わないように、そして あなたも。
2 Fingered violinist Clayton Haslop plays The Tchaikovsky Violin Concerto
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One thought on “2本の指でチャイコフスキー協奏曲を弾くヴァイオリニスト:不平や不満をこぼしたら 光をみいだそう”