動画のご紹介:一緒に練習しましょう!
篠崎ヴァイオリン教本2巻 33番の バッハ ガヴォット は バッハの無伴奏チェロ組曲6番のガヴォット I からきています。こちらでは ガヴォット I のみが扱われていますが、鈴木ヴァイオリン教本5巻では ガヴォットI, II の両方を学ぶことができるようになっています。
篠崎先生がなぜチェロ曲を扱われたのかは不明ですが、チェロ無伴奏組曲も無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタとパルティータと同じようにすばらしい作品群なので、その一部に触れられることはよろこびですね。私自身、一時、このチェロ組曲ばかり聴いていた頃があります。
以下の動画には、メトロノームあり、なしのヴァイオリン二重奏、そして、いつもとおり、セカンドヴァイオリンのみ(今回はこちらもメトロノームあり、なしの両方)をおさめていますので、ぜひ、私と一緒に弾いてみてくださいね。
そして、今回は最後に私自身がヴァイオリン用にアレンジされたものを参考までにちょっと弾いてみました。鈴木ヴァイオリン教本に収められているうアレンジとはもちろん別のものです。
***YoutubeのDescriptionにタイムがマークしてあります。
Bach Gavotte / バッハ ガヴォット (Shinozaki Violin Method Vol.2 / 篠崎ヴァイオリン教本2巻)
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ガヴォットとは?
これまでもガヴォットという言葉は何度か耳にしていると思いますが、ガヴォットもメヌエットなどと同様に、バロック時代の踊りの一種です。ガヴォットにはジャンプのステップが入っていたよう。2分の2拍子で、四分音符ふたつのピックアップが入ります。
前出のとおり、この作品は実はチェロのために書かれています。世界中にすばらしいチェリストがたくさんおられますが、チェロの演奏の一例としてこちらをご紹介しましょう。
Heinrich Schiff Bach Cello Suite No. 6 Gavotte I-Gavotte II
私も弾いてみました:無伴奏チェロ組曲6番 ガヴォットIポロによるヴァイオリンのための編曲
今回は生徒さんのおかげで、無伴奏チェロ組曲6番のなかのガヴォットIのポロによるヴァイオリンのための編曲をはじめて弾いてみることができました。腱鞘炎に悩まされるなか、重音、コードはあまり弾いていませんでしたが、今回、チャレンジしたので、記録に残しておくことにしました。自宅でただ、自分のラップトップに向かって弾いたもの。クラシックは音響環境も大切かもしれませんが、学校を出たら、オーケストラのお仕事は別として、ほかのお仕事は環境の悪いところで演奏しなければならないことのほうが多かったので、やはり自分の楽器をいかに鳴らし続けられるか、自分の楽器でできる限りよい音を追究する という姿勢はとても大切ですし、そこが一番大切な気がして、ノイズリダクションもなにも使わずに、Rawの状態でおさめました。
キタナイ音を音響のよい場所で弾いたらそれが響き渡るわけですからオソロシイ… でも、もちろんperforming artはそれだけではありません。やはり、そのとき、その瞬間しかでないもの、その人から発せられるものもあり、目から入る情報もたくさんあるので、すべてのエレメントのバランスが大切ですし、音以外から補われるものもあるでしょう。演奏する人間は、とにかくベストを尽くすしかない ですね。本当に難しい。
クヴァンツによると、ガヴォットは 四分音符=120 です。これに録音し終わってから気がつきましたが、そこまでは遠くなかったのでよかったです。(笑)
私は今回、コードに関しては in 1のアプローチです。
自分の音を聴いてみると、ときどき、死んだ音があります。(ちょっと音程がおかしいところ、クリーンでないところもあります。)そして、そういうときには、楽器をにぎりしめています。私の場合はとくに、1指を使うときにそうなりやすいということに気づき始めています。また、3指でときどき不安定な感じがあるのはつめに一番近い関節ががくがくしてしまうため。この関節はたぶん弱いのだと思います。生まれたてのコジカみたいに(probably this is a bit exaggerated…:)) ときどきがくがくするので、それを隠しながら弾こうとして、身体を締めることもあるような気がします。左手に関しては、リリース(指をはなすという動作)の大切さをあらためて感じています。
Happy Practicing!
もうひとつのガヴォットはこちら:
バッハ ガヴォット ニ長調 [篠崎バイオリン教本2巻][鈴木ヴァイオリン教本3巻]
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