ヴァイオリンケースにもいろいろな思い出がたくさんつまります。

2008年に購入したこちらのケース、いろいろと自分なりの修理やクリーニングを重ねて、使わなくなってからも、しばらく手元においておいたのですが、そろそろ処分をすることにしました。

Heritage IV Violin Case – Black Ext Red 4/4 size

うえの写真にご覧にいただけるように、カヴァーの一部(ボタンがついているところ)、ハンドルがかなり傷み、ハンドルは取れてしまいました。裏面のボタン?のひとつもだいぶ長い間失ったままになっていました。2020年6月に カバーやこれらの取替え用品を買うことができないかどうか、購入したお店にきいてみましたが、このケースはもう販売されていないし、パーツを買うことも不可能、という連絡をいただいていました。

とてもしっかりとした木製のケース。木製のケースは今やどんどん少なくなってきていますが、楽器のことを考えると、できれば木製のケースがいいかな、と今でも思います。とても耐久性の高いよいケースでしたし、内装の赤色もとても気に入っていました。割りにコンパクトなデザインで、厚すぎず、あまり大きい印象を与えない点も気に入っていました。

サブウェイハンドルも本当にしっかりしていて、ほどよいカーブがとても持ちやすかったです。

ケースの重さはだいたい 6.5ポンド = 2.94kg。これに楽器、弓、アクセサリー、楽譜、ストラップなどがどんどん加わります。アメリカでの暮らしは車での移動がほとんどなので、あまり問題にはならないのですが、東京を歩き回るには、私には かなり重かった…

ときどき、生徒に問題が発生する場合もあるので、また、愛着があるものでしたので、しばらくとってありましたが、付属のストラップ(これが、とてもしっかりした太いもので、とても気に入っています)ブランケット、そして、一番上の写真にもみられる加湿器?だけ手元に残します。

このケースは現在使っている楽器を入れるためにはじめて購入したケースです。そのときのわくわくした気持ち、今でもとてもよく覚えています。このケースをかついで、たくさんの演奏会を弾きにいきました。今まで、本当にありがとう。

その後、新しいケースを購入しました。そちらに関してもそのうち記事にできればと思います。

みなさんはどのようなケースをお使いですか?ぜひ教えてくださいね。

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2 thoughts on “Heritage IV ヴァイオリンケース

  1. これは修理可能ですよ。仲間が革用のミシンを持っているので、取っ手は似たものが製作可能です。ベルト部分も修理可能ですが、取っ手が付いていれば、あとはストラップで開かないようにしておけばよいのかもしれません。使い続けるというのは、なぜかわかりませんが、私の中ではひとつ重要な価値観です。交友関係でも、切れそうになったときも、最後まで修復努力をします。それでも切れる縁は追わず。それは乗っている道が違う道になったのだと考える。しかし、物に対しては、貧乏性なのか、あまり簡単には買い替えません。このあいだ炊飯器を買ったのですが、やはり古い少々サビている古い方ばかり使っています(笑)。

    1. 転輪一道さま、
      いらしていただき、コメントまでいただいてありがとうございます!
      実は、このケースを処分しなければ と思い記事を書いたのですが、結局、捨てられずに一度外に出したのに持ち帰ってきてしまいました。
      ケースそのものは問題がないし、思い出もあるし。。。
      あ~また捨てられなかった、そんな気持ちだったのですが、そんなときにコメントをいただいて、少し気持ちが明るくなりました。
      ハンドルが使えないケースは危ないので、新しいケースを買って使っていますが、ものを大切にするのは悪いことではありませんよね!
      私も転輪一道さんと似たようなところがあるのか、靴がもう傷んでしまっているので、新しいものを買ってみたのですが、まだ家のなかで試し履きをするばかりです(笑)
      お声をかけてくださって、ありがとうございます!元気がでました!

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