はじめに
ウォルファルト 60の練習曲 は日本ではあまり一般的ではない印象ですが、アメリカでは ヴァイオリンを勉強するものたちにとって、最初にふれる練習曲としてとても人気のある練習曲です。第一巻(1-30番)までは短いものが多いので、とても使いやすいです。生徒さんの能力、やる気などにもよりますが、篠崎バイオリン教本1巻の終わりのほうから2巻にかけて、導入をしはじめることができるでしょう。
ヘ長調と練習時のコツ
5番はヘ長調・F Majorです。初心の生徒さんたちの場合、ヘ長調を弾くとき、1指を下げる際に、3指も一緒に下がってしまうケースがよくみかけられます。1指を下げると、3指までの距離はだいぶ広くなりますので、その感覚をしっかりつかみましょう。よく聴きながら、そして、ラインを使用している場合には、ときどき、3指がきちんとラインのところに届いているかどうか、目でも確認しながら根気よく練習を重ねましょう。
モデラート
モデラート とは 速くもなく遅くもなく、つまり、決して急がなくていいですよ。という意味。
最初のうちは音程がむずかしいので、まずは音程に気をつけながら、ひとつひとつの音を丁寧にきれいな音で弾けるように楽しみながら練習を重ねましょう。
ボーイングバリエーション
また、この練習曲には9種類の弓使いのバリエーションも導入されていますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
早い段階でこの練習曲に触れる生徒さんたちは、部分的にこのバリエーションを使ってみてもよいでしょう。
音源のご紹介:一緒に練習しましょう!
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あきない練習曲は貴重ですね。ラモーは『簡単そうにみせるのは難しい』といいましたが、簡単そうなものの中に奥深いものが隠れている場合があるのを感じます。
転輪一道さま、
コメントありがとうございます!
練習曲のなかにも音楽的なものがたくさんあり、テクニックと音楽性の両方に触れられるのはとてもいいことだと思います。
自分自身ももう難しいものは弾いていないので、おっしゃる「簡単そうなものの中に奥深いものが隠れている」という感覚を楽しむことが多くなりました。
ある意味、モーツアルトもとてもシンプルですが、むずかしいものです。。。