66番まででA、D,G弦で奏でられる音を勉強しました。A,D弦のふたつを使ってひとつの曲を弾くことにもなれつつありますね。ここでは、A,D,Gの3つの弦をひとつの曲のなかで使います。付点のついた音符もでてきますので、挑戦してみましょう。
(私が教えるときには、荒城の月 は アメリカにいることもあり、後回し、もしくは触れない場合も多々あります。)
70番「荒城の月」は日本の作曲家 滝廉太郎(1879 -1903)の作品です。滝廉太郎は 彼が生きていた時代(明治時代)に日本にはいってきた西洋の音楽を自分のものとすることができ、ヨーロッパにも留学しましたが、結核にかかってしまい日本に帰国。23歳という若さで亡くなっています。
「荒城の月」は滝廉太郎が21歳のときの作品で、土井晩翠(どいばんすい)による歌詞がついています。日本語が少しむずかしいですが、ここに掲げておきましょう。
第一章
春高樓(かうろう)の花の宴 めぐる盃(さかづき)かげさして
千代(ちよ)の松が枝(え)わけいでし むかしの光いまいづこ
第二章
秋陣營(じんえい)の霜の色 鳴きゆく雁(かり)の數(かず)見せて
植(う)うるつるぎに照りそひし むかしの光いまいづこ
第三章
いま荒城のよはの月 替(かは)らぬ光たがためぞ
垣(かき)に殘(のこ)るはたゞかつら 松に歌(うた)ふはたゞあらし
第四章
天上(てんじゃう)影は替(かは)らねど 榮枯(えいこ)は移る世の姿
寫(うつ)さんとてか今もなほ 嗚呼(あゝ)荒城のよはの月
引用元 https://rentaro.blog.ss-blog.jp/2010-10-03(Promusicaさま、ありがとうございます)
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One thought on “ハ長調音階, 滝廉太郎「荒城の月」[篠崎バイオリン教本1巻](no.67-70)”