篠崎バイオリン教本2巻には おもちゃのシンフォニーより メヌエット(2楽章) と フィナーレ(3楽章)が おさめられています。今日はこの作品について少し勉強しましょう。
おもちゃのシンフォニー の 作曲者は誰?
篠崎バイオリン教本2巻では おもちゃのシンフォニー の作曲家は L. Mozart / レオポルト・モーツアルト となっていますが、「シンフォニーの父」と呼ばれるハイドンの作品であったとされた時期、レオポルト・モーツアルトの作品であるとされた時期などを経て、現在は オーストリアの作曲家であり、神父さんである エトムント・アングラーの作品であるとされています。
本当は誰が書いたのかよくわからない ということは、実はこの作品に限らずあることです。長い歴史のなかで、音楽学者たちが常にいろいろと研究を重ね、手書きの楽譜が発見される されない、他で同作品が発見された などなど、このような情報が更新されていきます。
おもちゃのシンフォニー
おもちゃのシンフォニーは1770年頃に書かれた小さな交響曲(小交響曲)です。1楽章、2楽章、3楽章からなり、全体を通しても10分弱のとても短い作品です。1楽章は篠崎バイオリン教本3巻に収められていますね。(お楽しみに!)ところどころで かっこう、ラッパ、太鼓、ガラガラ、水鳥、などの おもちゃ の音が聞こえるとても楽しい作品です。私は1楽章をはじめて合奏したときに、先生方が、おもちゃの音を入れてくださり、弾きながら、どんな風にあんな音をだしているのだろう?? と驚きながら、とても楽しく弾いたのを今でもとてもよく覚えています。
メヌエットは前出のとおり、おもちゃのシンフォニーの2楽章にあたります。3拍子の踊りのリズムですね。合奏でない場合には、おもちゃの音が入らないので、エレガントなダンスの雰囲気のなかでも、強弱をはっきりとつけるようにすると おもしろいですね。
フィナーレ アレグロ
フィナーレは最後の楽章にあたります。アレグロは元気よく。ただ、篠崎バイオリン教本2巻を学んでいる方々は、とにかくあわてすぎずにひとつひとつの音をきちんと弾けるようにしましょう。それが 楽しい への第一歩です。
最後はFF(フォルティッシモ)ですから、自信をもって、輝かしく とっても!!元気よく終わりましょう。
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5 thoughts on “おもちゃのシンフォニー : メヌエットとフィナーレ [篠崎バイオリン教本2巻]”