[練習のてびき] ウォールファールト 60の練習曲 42番 アンダンテ

ウォールファールト 60の練習曲 42番 アンダンテ  概要

ウォールファールト 60の練習曲 42番 アンダンテ は ぜひ多くの方々に学んでいただきたいとてもよい練習曲のひとつです。短いですが、音楽的な練習曲で、譜読み、リズム、装飾音符を通して、指をうまくコントロールする などなどを学ぶことができます。

たくさんの音を目の前にすると、心配になったり、イヤになってしまう生徒さんもいますが、ステップを踏んで、練習を重ねると、みなさんとても上手に弾けるようになります。貴重な練習時間を無駄に使わないためにも、ぜひ以下のステップを踏んで学んでみてください。

ステップ1:骨組みだけを練習する

このレベルですと、装飾音符をすぐには上手に入れられない のが常です。ですので、まずは装飾音符を抜いて、音楽の骨組みだけを弾く練習をしてみましょう。こうすることで、より混乱を招くこともありますが、すぐに慣れますね。装飾音符を入れる際にも、これらの骨組みの音のタイミングはそのままに保ちます。(ビデオ 2:47 を参照してくださいね。)

また、7-8小節目、31-32小節目 の 16分音符のセクションも、まずはゆっくりとひとつひとつの音をとっていきましょう。部分練習が必要なセクションです。落ち着いて学びましょう。

ステップ2:装飾音符をいれてみましょう

骨組みを学んだら、装飾音符を入れてみましょう。8分音符のクリックでメトロノームを設定して、いつも同じタイミングで装飾音符を弾けるようにします。(ビデオ 6:25)装飾音符を弾くときには決してあわてる必要はありません。今回は、Andante(歩く速さで)の曲なので、装飾音符もゆっくりと弾いています。

ステップ3:少し速く弾いてみましょう

先ほども述べたように、この曲は Andante = 歩く速さで とありますので、少しだけテンポを上げてみましょう。今回、選んだテンポは 四分音符 = 64 です。(ビデオ 10:01)また、24-25小節目の rit , a tempo も表現してみましょう。

ステップ4: メトロノームなしで弾いてみましょう

メトロノームなして弾いてみます。(ビデオ 0:00)速くなったり、遅くなったりせずに、一定のテンポを保って演奏できますか?

私のレッスンでは生徒さんの個々のニーズにより、練習曲を与える順番が異なります。が、もしご興味があればこちらの記事もどうぞ:「ウォールファールト 43番

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