忙しい大人の女性のための、バイオリン時間術と続け方

「バイオリンを始めてみたいけれど、

毎日が忙しくて時間が取れない…」

そんな風に感じていませんか?

家事、育児、仕事、人間関係──私たち大人の女性の毎日は、予定でいっぱい。
それでも「音楽を楽しみたい」「いつかバイオリンを弾いてみたい」という気持ちがあるならば、それはすでにもう、こころのなかで 立派な一歩を踏み出している ということですね。

その次のステップにいくために、

今日は、そんな忙しい日々の中でも無理なくバイオリンを続けるための「時間術」をご紹介します。

 

■ バイオリンは「毎日1時間」じゃなくていい

バイオリン=毎日30分くらいは、毎日1時間くらいは練習しないといけない。

そんな風にお感じではないですか?

忙しい大人の方にこそおすすめしたいのが、「1日10分からのバイオリン時間」です。
ちょっとした隙間時間に、音を出してみるだけでも、指の感覚や音感はしっかりと育ちます。

大切なのは、「短くても毎日続けること」。

そして、「目的」をもって練習をすること。

そうすれば、10分でも、5分でも の練習の積み重ねが、あなたの音楽になっていきます。

たくさんの時間を割くような練習が必要になるまでも、はじめてからですと数年はかかります。

ですので、はじめての方はとくに、それほど身構えずに、気負わずに、楽しむところから、そして、いつも小さな学びがあるレッスンに定期的にいらしていただくところからはじまります。 

■ 家事の合間にできる ちょっとした待ち時間を利用する練習

例えば、お夕食の煮込み時間や、洗濯機が終わるまでの10分。

何かを待っている間に、バイオリンを手に取って、構え方の確認やボウイングの練習に使うことができます。

もう少し進んでいる方でしたら、Sevcik や Schradieck などの 指の運動 に10分を使うこともできますね。

このようなエクササイズは、短時間で済ます けれども できるだけ毎日 の方が効果があります。

生活の流れのなかに、小さな練習時間 をとり入れることで、無理なく習慣化できますね。

■ スケジュールに「バイオリンの練習時間」「バイオリンレッスン」を先に入れる

1日の予定が決まったら、まず最初に「バイオリン10分」と書き込みましょう。

バイオリンは、後回しにすると「また明日でいいわ」となってしまいがち。(私自身もそうなので。。。)

でも、たとえ5分でも「これは私のための時間」と決めておくと、日々にリズムが生まれます。

スケジュール帳に「バイオリンの練習」ではなく「音のある私時間」「私とバイオリンの時間」など、ご自身のこころが明るく、軽くなるような お好きな表現で記してみるのもおすすめです。 

また、レッスンの日時も、月に2度くらいは、前月末か、当月はじまりに きちんとおさえておきましょう。

お仕事をされている女性、ご家族がおありの女性、みなさま本当に忙しいので、先にきちんと確保することで、効率よくレッスンをすすめることができます。

■ オンラインレッスンで移動時間ゼロ

忙しい大人の女性に人気なのが、「自宅で受けられるオンラインバイオリンレッスン」
通う必要がなく、仕事終わりや家事の後でも気軽にレッスンが受けられます。

私はオンラインで教えることにも非常に得意で、ASTA(American String Teachers Association)の年長の先生から、「オンラインだけでこれだけ教えられるなんてすごい!」と評価をいただいたほど。

対面のレッスンとオンラインのレッスンを組み合わせることで、無理なく、効率よくレッスンを運ぶことができます。 

■ 楽器がなくても始められる?

「バイオリンって高そう」

「どれを買えばいいかわからない」

「購入しても続くかどうか…」

そんなお悩みも耳にしたことがあります。

そんな方には、初心者用の楽器のレンタルも 私のところでは用意があります。

まずはレンタルで始めてみて、続けられそうでしたら、初心者用の安価なもの(3万円弱くらい)をお求めになり、その後、上手になるにつれて、40万円から60万円くらいのセット に買い換える生徒さん方もおられます。

お店でお求めの場合には、私が一緒に行き、一緒に試奏しながら、私が楽器選びのポイントなどもご説明する「レッスン」も可能です。

いずれにせよ、みなさまそれぞれですし、みなさまそれぞれでよいのです。

楽器の扱い方、音の出し方、手入れの仕方、すべて、やさしく丁寧にお伝えしますので、どうぞご安心ください。 

■ 自分だけの「バイオリン空間」をつくる

毎日忙しくても、小さなコーナーにバイオリンを置くだけで、心が音楽に向かいます。

例えば、バイオリンの練習スペースを確保し、ここに立ったらバイオリン と決めるだけで、スイッチが入りやすくなります。

お気に入りのカップで、紅茶を飲んだらバイオリン。

好きな香りのアロマをたいたら バイオリン。 など

音楽をするための あなたのオリジナル儀式を作るのもおすすめです。

■ 音楽を聴くことも学びであり、練習のひとつ

最近は、Youtubeなどを通して、すばらしい演奏に触れる機会も増えました。

私のレッスンでは、いつも「あなたに あなたの好きな曲を 弾いてほしい」と思っています。

憧れの曲があれば、それを最初に教えていただき、できるだけ最短でそこにお連れしたい。

楽曲に触れ、演奏を見て、演奏を聴く ことで、その楽曲はあなたに近くなっていきますし、あなたはそこから励まされ、前に進む力をもらえます。

曲に対してのイメージを膨らませ、こんな風に弾きたい と明確に想像し、美しい音とは何か、リズムやメロディーの流れ、その曲のもつキャラクターはどんな感じか、ということを、目や耳から吸収して、ご自身のなかに蓄積していくことは、のちのちの アウトプット(演奏すること)にとても助けになります。

クラシック音楽がお好きな方、将来オーケストラで弾いてみたい と思われている方は、ぜひ 演奏会にも足を運んでみましょう。

演奏家のみなさんと、同じ時間と空間をともにする というのは、音楽の原点ともいえますし、現代においては、贅沢 ともいえそうです。

■ 最後に:あなたの時間に、音楽の彩りを

バイオリンはみんなのもの。

プロを目指す人だけのものではありません。

明日もがんばるあなた自身のために、こころがよろこぶ音を奏でてみませんか?

忙しくても、バイオリンを弾けるようになる。

これは本当に可能なことです。

実は、私自身、会社に勤めたこともあり、そのときには、毎朝、出勤前にバイオリン時間をつくっていました。長い時間はとれませんでしたが、そのようなかたちでがんばっていた期間もありました。

大人の女性だからこそ、人生経験をつんだからこそ味わえる、深くて豊かなバイオリンの世界へ

ぜひ一緒にいかがですか?

カヨコ先生:dearviolinstudents★protonmail.com(★を@に替えてください)

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