大人になってからの挑戦に。ヴァイオリン検定試験:ASTA-CAPで「評価を得る喜び」を再び

【子どもの頃にヴァイオリンを学んでいたあなたへ】

あの頃、夢中になっていたヴァイオリン。

あの頃、あまり考えなかったけれど、とにかく続けていたヴァイオリン。

でも進学、仕事、結婚、子育て…いつの間にか楽器から離れてしまっていた。

そんな日々を経て、最近ふと「また音楽と向き合ってみたい」と感じている方が、私の周りにも増えています。

大人になった今こそ、自分のために音楽を楽しみたい。けれど、「コンクール」と聞くと少しハードルが高く感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな方にこそ、ぜひ知っていただきたいのが《ASTA-CAP》です。

ASTA-CAPとは?

ASTA-CAP (ASTA Certificate of Advancement Program) は、アメリカ弦楽指導者協会(ASTA)が提供する、レベル別の演奏力評価プログラムです。

日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカでは多くの弦楽器奏者が受験し、自身のスキルアップや進学準備に役立てています。

このプログラムの最大の特徴は、「勝ち負けや順位ではなく、自分自身の演奏能力を多面的に評価してくれる」という点です。

評価は、基本的に、スケール、エチュード(練習曲)、曲、サイトリーディング(初見演奏)と、幅広い分野に渡って行われます。

演奏に必要な基礎力から、音楽的表現力まで、偏りなく確認できるようになっているのです。

私がASTA-CAPをおすすめする理由

私はこのASTA-CAPの審査員をアメリカで何度も務めた経験があります。

だからこそ、どんな基準で評価されるのか、合格ラインはどこにあるのか、どのように準備すればよいのかを、明確にお伝えすることができます。

また、受験を通じて生徒さんの「今の力」を正確に捉えることができ、 「どこをどう伸ばせばよいか」が見えるようになるのも大きな魅力です。

ASTA-CAPに取り組むことで、練習が「ただの繰り返し」ではなく、「目的のある時間」に変わります。

日々のモチベーションが高まり、楽しみながら上達していけるのです。

準備が大変…? いえ、それも魅力のひとつ

確かに、一般的なコンクールのように「1曲だけを仕上げれば良い」というわけではありません。

スケールや練習曲、初見など、準備する内容は幅広いです。

でも、だからこそ、「トータルな実力」が身につきます。

特に大人の方にとっては、「ああ、ちゃんと積み重ねてきたんだな」と感じられる経験になるのではないでしょうか。

順位や勝敗ではなく、しっかりと努力の過程を見てもらい、それが形になる。

この達成感は、自己肯定感をぐっと高めてくれる貴重な体験になるはずです。

実際に取り組んだ生徒さんの声

過去にASTA-CAPに挑戦された大人の生徒さんは、すでに3名。

お一人(大人の日本人女性)は、2018年10月にはじめてヴァイオリンを弾き始め、2020年4月にレベル1を、そして、2021年3月にレベル3を受験し、いずれも合格しています。

その他の生徒さんたちは、経験者で、レベル7 のあたりを受験、合格しています。

よろしければこちらの記事をどうぞ:

音楽の勉強は長い長い旅

ある方は、「本番の日、緊張したけれど、演奏し終えたとき、昔よりずっと音楽が楽しいと感じられて、涙が出ました」と話してくださいました。

また別の方は、「スケールや初見が苦手だったけれど、何ヶ月もかけて少しずつできるようになり、自分の成長をしっかり感じることができました」と感想を寄せてくださいました。

どの方も、「次のレベルにも挑戦したい!」と口を揃えられています。

あなたも一歩を踏み出してみませんか?

「コンクールはちょっと…」という方にこそ、ASTA-CAPはぴったりです。

ご自身のペースで準備を進められ、自分の演奏とじっくり向き合うことができる。

演奏者としての「今のあなた」を、丁寧に見てもらえる機会になるはずです。

ご希望の方には、レベル診断や課題の選定、練習計画のご提案など、準備のサポートも行っています。

どうぞ、お気軽にご相談ください。

一歩踏み出したその先には、きっと今までとは違った音楽の楽しさが待っています。

あなたと一緒に、その道を歩めることを楽しみにしています。

お問い合わせはこちらまで:

カヨコ先生 dearviolinstudents★protonmail.com

(★を@に変えてください)

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