短調音階には3種類 【篠崎ヴァイオリン教本1巻 】no.162 ニ短調音階

はじめに

先日は、大人のはじめてさんのレッスンでした。

これまではずっと長調を練習してきましたが、はじめて短調がでてきました。

レッスンの際に、繰り返し間違えて弾いてしまうこともあったので、今日は 短調音階、ニ短調音階 について少し触れてみましょう。

 

短調音階には3種類

実は、短調音階には以下のように3つも種類があり、間違って弾いてしまうと他の種類の短調音階に聴こえてしまいますので、気をつけなければなりません。短調音階の3種類には以下のような名前がついています。英語表記も並べてみますね。

自然的短音階 / natural minor

旋律的短音階 / melodic minor

和声的短音階 / harmonic minor 

ニ短調音階 3種類

これらをニ短調に限ると、以下のようになります。

楽譜のしたに音源がありますので、楽譜をみながら聞いてみてくださいね。

違いが聞き取れますか?

d minor scales, ニ短調音階

d natural minor, d melodic minor, d harmonic minor scales

 

 d natural minor scale / ニ短調自然的短音階

 d melodic minor scale / ニ短調旋律的短音階

 d harmonic minor scale / ニ短調和声的短音階

一番よく練習されるのは...

さて、篠崎バイオリン教本1巻 162番の ニ短調音階は 以上の3種類のうちのどの音階でしょう?

今度は、篠崎バイオリン教本1巻 162番をみながら、上の音源を聴いてみてください。

答えは...

 

旋律的音階 です。

そして、単調音階のなかでは、この旋律的音階が一番よく練習されます。

今すぐにわからなくても大丈夫

今の段階では、これらすべてをきちんと理解しなくてもまったく問題はありません。

短調音階には3種類あり、きちんと弾き分けるために、正しい音を弾くことが必要 ということだけ、頭の片隅にでもおいてくださいね。

そのうち、その短調音階のすべてにより触れていくうちに、違いもはっきりわかるようになり、自然と弾き分けもできるようになります。

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篠崎バイオリン教本1巻 ボルガの舟歌、子守唄、古いフランスの歌

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