なんでもじもじしちゃうかな?
7歳のソフィアちゃんは、ヴァイオリンを構えてから、ヴァイオリンの位置を何度も直してからでないと、弾き始めることができません。
「なんでもじもじしちゃうかな~?(笑)
きっと居心地が悪いのね。 先生にヴァイオリンをみせてくれる?」
子供には肩当てではなく代用品でも
そこで、確認したのは、肩当て・ショルダーレストの位置でした。
私自身は、小さな子供を教える際には、肩当てを使わず、滑り止めに、ハンドタオルを2度折り、4枚かさなるようにして(または1度折り、2枚)、もしくはそれと同様な感じのものを使っています。
が、この生徒の場合、ほかの先生と1年半勉強してから私のところにきたため、そのままKUNのショルダーレストを使っています。
英語では、肩当て のことを ショルダーレスト / shoulder rest といいます。
私が確認すると、ショルダーレストの位置があまりよくありませんでした。
肩当ての位置
ヴァイオリンのあご当て(英語では チンレスト / chin rest)側の一番大きなふくらみのところに、ショルダーレストの太い部分の足を引っ掛けるようにして取り付けて、生徒にヴァイオリンを構えてもらうと、それまで、何度も構えなおしていたのがうそのように、すぐに落ち着きました。
もう少し説明を加えましょう。ヴァイオリンの一番大きなふくらみの部分を時計の12時にたとえ、そちらにショルダーレストの太い部分をあてると、ショルダーレストの細いほうの足はだいたい時計の5時のあたりに来るはずです。
まずは、この位置から試します。
小さな生徒の場合は、この7歳の生徒と同じように、これで落ち着くことがほとんどです。
この生徒は、毎回、お母様がきちんとレッスンを見に来てくださり、お家での練習もサポートしてらっしゃるので、お母様にも説明をし、理解していただきましたが、中には、これくらいの年齢で、一人でレッスンに来ている生徒もいるので、その際には、に肩当てをつける位置、肩当ての足が触れる4箇所をヴァイオリンにシールをつけて示してあげることもあります。
肩当ての位置 その2
もう少し大きな生徒になってくると、身体的な強さ、柔軟性、その生徒にとっての自然な姿勢などから、好みもでてきて
上の写真のように 11時・4時に近い感じにつけたがる生徒もありました。私自身もティーンの頃は、このような感じの位置にショルダーレストをつけていた記憶がありますが、現在は、12時・5時くらいにつけています。
論理上は、1時・6時につけることもできますが、これは人間の身体の構造上、非常に居心地の悪いものとなると思います。やってみてください(笑)
私が使用しているのは Mach One、でも…
ちなみに、上の写真でご覧いただける私のショルダーレストは Mach One で ダブルレザー というタイプのものだと思います。過去には本当にいろいろな!!ショルダーレストを試した後、こちらにたどり着き、もう随分長い間、同じものを使っています。一番最初に使いはじめたMach Oneのショルダーレストはスポンジ?+レザーだったのですが、長く使用するうちにスポンジ部分がはがれてきてしまい、2つ目にこちらを購入するに至りました。そして、現在はこれと全く同じものは販売されていないかもしれません。。。
とても長く愛用しているモデルではありますが、常に、私にとってこれが一番よい肩当てかしら?という疑問はないわけではありません。
そのうち、こちらの肩当てのレヴューもしてみるとおもしろいかもしれませんね。
ひとついえることは、この肩当ては、カーヴに特徴があるので、あわない方も絶対におられると思うので、(これはどの肩当てに関してもそうですが→)必ず、試してみてからのご購入をおすすめします。
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