バッハ – ガヴォット ニ長調 の背景
篠崎バイオリン教本2巻、そして、鈴木ヴァイオリン教本3巻 を通してみなさんが勉強するこの バッハ ガヴォット ニ長調 は 管弦楽組曲3番のなかの3曲目にあたります。
2曲目のアリアも、G線上のアリアの編曲がとても有名で、人気のある曲のひとつ。過去に記事を書いていますので、ご覧くださいね。
ガヴォットとは?
ガヴォットはバロック時代の踊りのひとつです。4分の4拍子や2分の2拍子で、弱い拍や小節の途中からはじまることが多く、中庸から速めのテンポが選ばれます。また、バロック時代のガヴォットは2部形式がほとんどです。2部形式とは、簡単に言うと、ふたつのセクションからなっている、ということ。ガヴォットI、ガヴォットII とあるのはそのためです。ガヴォットの踊りには蹴り上げるようなステップが使われるので、その雰囲気がでるように、元気よく演奏しましょう。
バッハ – ガヴォット ニ長調 音源のご紹介:一緒に練習しましょう!
今回はアメリカの Suzuki Book 3を使っています。この版では トリルはうえから、という風に指示がありますが、まだトリルに親しみはじめて間もない方々のために、トリルは書かれてある音から弾いて、トリルの数も少なめにしています。また、スタカートに関しても、多少省いている部分もあります。
セカンドヴァイオリンパートは、バッハが書いたセカンドヴァイオリンパートをもとに、私自身が少し手を加えてたものです。
私はとても古い篠崎バイオリン教本(改訂版)をもっていますが、72ページ19小節目のセカンドヴァイオリン ド の音はナチュラルが抜けているかな?と思います。私の手元の Johann Sebastian Bach – The Six Brandenburg Concertos and the Four Orchestral Suites in Full Score (Dover) にはナチュラルが書かれてあるからです。この版がどの程度よいものなのかは疑問がありますが、私がドの音をナチュラルで弾いているのはそのためです。
篠崎バイオリン教本をお使いの方も、鈴木ヴァイオリン教本をお使いの方も、一緒に学び、楽しめるといいですね。
こちら、同じ楽曲ですが、少しテンポがゆっくりなものです。
ガボット2の21小節目のトリルも除いてあります。
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2 thoughts on “バッハ – ガヴォット ニ長調 [篠崎バイオリン教本2巻][鈴木ヴァイオリン教本3巻]”