はじめに
篠崎バイオリン教本2巻54番から58番はヘ長調のセクションです。
これまではシャープもフラットもついていない調からはじまり、調号にシャープがつくものをみてきましたね。
シャープ1つがG Major、2つがD Major、3つがA Major です。
ヴァイオリンを弾くみなさんにはとっても覚えやすいですよね。
これ、覚えていますか?:https://www.dearviolinstudents.com/ja/2019-12-30-174500/620/
54番からはフラットの調号にはいります。
まずはフラットがひとつのヘ長調 / F Major。
54番 ヘ長調音階
今までとおり、まずはとても大切なスケールの練習です。スラーなしで練習するだけでなく、2つずつ、4つずつ、8つずつのスラーや、スタカート、テヌートなど、これまでであった奏法でも練習しましょう。それらの奏法を少しお休みしていたみなさんは、久しぶりにそれらの奏法に向き合い、あれ?以前よりも上手にできるようになっている気がする!? もしくは、あれ、以前のほうが上手だたかも、など これまでとは変わった印象を受けるかもしれません。
55番 ドイツ民謡 「行進歌」
タイトル、そして、曲の正確をあらわす Alla marcia にもみられるように、この曲は行進曲です。Alla marcia とは Alla = in the manner of / ~のようなスタイルで そして marcia = march / 行進曲 をあらわします。つまり、行進曲のように、元気に演奏しましょう。ということです。みなさんの行進曲はどんな感じでしょうね。よかったら、下のビデオをつかって、私と一緒に弾いてみてください。
動画の画面上「行進曲」となっていますが、「行進歌」の間違いです。
失礼しております。。。
56番 日課
ヘ長調音階に弓使いのバリエーションが提示されています。55番に加えてこれらの弓使いも練習すれば、もちろんより効果的ですね。ぜひ一緒にやってみましょう。
57番 準備練習
58番を演奏する準備の練習ですね。
詳しく調べていないので、これがどこからきているのか、私にはわからないのですが、メヌエットは当時の3拍子の踊りの一種。そして、moderato = 控えめなテンポで という意味です。モーツアルトの時代の優雅なダンス。みなさんはどんな風に弾きますか? 下のビデオは一例ですが、ぜひ一緒に練習しましょう。
音源のご紹介: 一緒に練習しましょう!
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よろしければ、こちらもどうぞ:
篠崎バイオリン教本2巻 ニ短調音階, ダンクラ「ポロネーズ」, コレッリ「ラ・フォリア」
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3 thoughts on “[篠崎バイオリン教本2巻] ヘ長調音階, 「行進歌」, モーツァルト「メヌエット」”