これは私自身のことですが、過去には 右ひじがテニスエルボー(テニス肘)になった経験が2度ほど、そして、今、左手の手首の腱鞘炎 と向き合うこととなりました。

もともと、手の幅が狭く、指はある程度の長さがあり、ヴァイオリンを弾くには不向きな手。左手の小指の付け根がばね指のようになってしまうことはよくあります。

実は、私は1年ほど、事情があり、ヴァイオリンから離れていたのですが、ようやく復帰。今月5日に行った、小さなリサイタルが再出発点となりました。

リサイタルの10日前には、小さなカルテットのお仕事もいただき、2日間に渡り、6つほど、カルテットでの演奏会もし、その後はとくに、かなり集中したリサイタルへの準備も必要で、手への負担は大きく、練習後、前腕のマッサージ手のマッサージ指のマッサージなどを忘れないようにして、必ず、その日の手指、腕の疲労はその日にとる ようにこころがけました。(本人は疲労を感じていないのだけれど。。。)

そのおかげで、リサイタルは無事に怪我なく終えられましたが、その12日後には、また、ヴァイオリンだけでの簡単な演奏の機会をいただき、そのまた7日後には、再びカルテットでの機会をいただいていました。

リサイタル後は、マッサージもほとんどせずに過ごしてしまい、ふと気づくと、左手首から1センチほど肘側、親指の延長線上に腫れがみられました

小指への負担(ばね指)は、リサイタルの頃から感じていたのですが、親指のあたりはとくに何も問題がなく、痛みも感じなかったので、どこかにぶつけて腫れたのかしら?と思っていました。

今日、普段通りのメンテナンスで、カイロプラクティックの先生を訪れ、その件を相談すると、De Quervain’s  tenosynovitis (ドケルバン病=狭窄性腱鞘炎)とおっしゃられました。

そして、治すためには

1.安静

2.アイシング

をすすめられました。

私は、テニスエルボーのときもそうでしたが、薬を飲んだりせずに、自分の治癒力を最大限に発揮させ、治していく ということを信じているので、これから、少しずつ、私が治癒のために行っていること、そして、その経過をお知らせしていこうと思います。

そして、万一、再びそうなったときに、怖れずに、きちんと対処できるようにしたいものです。

ヴァイオリンを弾かれる方で、腱鞘炎にお悩みの方、あなたはひとりではありません!

よろしければ、こちらの記事もどうぞ:

ヴァイオリン奏者の腱鞘炎 治癒過程 – Dear Students 私の大切な生徒たちへ

ヴァイオリン奏者の手の問題: 過度可動性 (Hypermobility)

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